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大会長挨拶

加藤 丈夫

 第17回日本正常圧水頭症学会を2016年3月19日(土)および20日(日)の2日間、山形市の山形テルサで開催させていただきますことを、山形大学医学部第三内科の教室員一同、大変光栄に存じます。また、前日3月18日(金)の夕方には同会場にてプレミーティングセミナーを、最終日20日(日)の午後には市民公開講座も予定しております。本学会の東北地方での開催は、2007年に第8回日本正常圧水頭症学会(研究会)を東北大学医学部の森 悦朗先生が開催して以来、9年ぶりであります。

 2004年に特発性正常圧水頭症診療ガイドラインが刊行(第2版は2011年)されて以来、多くの臨床家に特発性正常圧水頭症(iNPH)に対する認識が急速に広まってきました。このような背景もあり、本邦の地域住民を対象とした疫学調査が行われ、その結果、iNPHは稀な疾患ではなく、むしろcommon diseasesの一つと考えられつつあります。また、より感度・特異度が高い診断法の探索や病因・病態の解明へ向けての研究も着実に行われています。そこで、今回の学会のテーマを「iNPHの疫学・病因・病態をめぐって」とさせていただきました。一方、治療法においても、従来から行われていた脳室・腹腔シャントに加え、腰椎・腹腔シャントも開発され、現在では後者が主流になりつつあります。本学会では、このようなテーマも含め、さらにはiNPHの臨床・介護・社会医学的課題などについても、ご参加の皆様の意見交換・討論の場としてご活用いただければ幸いに存じます。今回から会期が2日間となり、時間的余裕も見込まれることから、外科系と内科系で各1セッションのシンポジウムを組みたいと考えております。演題募集の際、シンポジウムのご提案も受け付け致しますので、奮ってご応募ください。

 会場の山形テルサはJR山形駅西口より徒歩3分のところにあり、周辺にはホテルが多数あり、山形駅東口駅前には多数の飲食店もあり、便利なところです。この時期の山形には雪がありますが、この機会に、是非、「蔵王の樹氷」を観光していただければと思います。防寒用の服装を準備されれば、山形駅東口から蔵王温泉行きのバスが出ています(所要時間:約40分)。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第17回 日本正常圧水頭症学会 大会長 加藤 丈夫(山形大学医学部第三内科 教授)

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